「きらく」のなりたちと考え方

陶芸教室「きらく」というのを2010年4月16日よりスタートしました。場所は、横浜のJR関内駅より徒歩5分ほどの場所。この教室は、今までやってきていた「土丸」とは少し違う教室にしようと思っています。

成り立ちですが、この教室の母体は山下町にある「かながわ社会保険センター」にありました。2000年の1月から、その「かながわ社会保険センター」という、いわばお国がやっているカルチャーセンターの中で、委託で陶芸教室を開いて10年ほどやっておりました。

ところが、その「社会保険センター」が2010年2月で閉鎖になりました。これは政府の方針なので、どうしようもありません。生徒も150名ほどいますし、多くの人が陶芸を続けたいと言ってくれていました。

全員が、「土丸」に移籍するわけにはいきません。大倉山や二子新地は遠いという人、そもそもそれらの土丸にはそんなに大人数入れません。

そこで、新しい教室を作ることにしました。
新しい教室をどんな感じにしようかかなり考えました。実は、「土丸」と「社会保険センター」の教室では、
やっていることは陶芸で同じなのですが、そのやりかたにかなり違いがあって、それぞれに一長一短あるなあと思っていたのです。

土丸は、基本は自由な教室です。基礎コースは必要ですが、それが終わるとすべて自由になります。いわば好きなことが好きなようにできる教室なのです。

入会も随時可能です。いつでも基礎コースから始めて、自分のペースでやっていけます。

それに対し、社会保険センターは、3ヶ月間で10回のカリキュラムを組みます。基礎コースは、土丸と同じですが、基礎コースが終わっても、カリキュラムを組んで、それに沿ってやってきました。

これは自慢なのですが、センターでやった10年間。同じカリキュラムは一度もありません。(似たようなのはありますけど)できるだけ、いろんな技法が学べるように工夫を重ねました。

土丸は、自由さがよいのですが、しばらくすると自分の好きなものに集中していきます。これはこれですばらしい。しかし、どうしても、いろんな技法や、やり方を身につけるチャンスは減ります。

あと、センターではカリキュラムを組んでいる関係上、人と同じ事をします。特に基礎コースは、都度に入会できないので、一緒にやる仲間ができます。これは、大変に良いのです。

若い人も、年輩者も、男も女も関係なしに、陶芸というものを通じて仲間が増えていきます。

考えた末に、センターのようにカリキュラムをこれからも作っていくことにしました。
カリキュラムを作るのは、こちらにとっても、常に勉強になるからです。

基本的にはカリキュラムを組むけど、土丸のように、人によってはもっと自由にできる曜日を作ることにしました。いわば両方のいいとこどりを狙った教室になります。

そういうことで、土丸とはちょっと違った感じになるので、名前も変えることにしました。


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