もともと、私(オーナーの奥田と申します)は信楽(焼き物の産地)の陶器屋の生まれです。小さいころから焼き物が身近にありました。馬鹿な私は、子供のころ全国どこでもそうだと思い込んでいました。そんなわけはありません。信楽を出てみると、全然違うことがわかりました。そこで、陶芸というものをもっと身近に感じてもらえる場を作ろうと思い、この教室を作りました。
この教室をスタートして以来、持ち続けている私なりの願いがあります。最初にその講釈をさせていただきます。
まず、誰でも通いやすい教室にしたい、陶芸を身近に感じてもらえる場にしたいということです。その為に教室の仕組み・システムを考えました。月謝・チケット制、時間延長制、できるだけ自由な教室にしたいと思っています。
次に、陶芸をベースにみなさんの知的好奇心を刺激する場にしたいということです。
陶芸というのは、アートとして捕らえ、近づくことも、クラフトとして近づくことも、そして「土・釉薬・焼成」等から科学的に近づくこともできます。なんせ1000年前は最先端の科学でした。それと歴史が絡み合い、実にいろんな面から面白いのです。わからないこと、やりたいことがあればスタッフにどしどし言ってください。面白いこと、できることは私はなんでもやりたい。面白いことは大好きです。
最後に、陶芸を目指す人にとって心地よい場にしたいということです。ここに来てくださる生徒のみなさんも、ここで働くスタッフも陶芸が好きということでは同じです。陶芸で生計を立てていくのは難しいのですがここで働くスタッフは、そんな大変なことにかかずらってしまったのです。スタッフは、みなさんに陶芸を楽しんでもらうために、努力します。そして、よい雰囲気の教室を作るためには生徒の皆さんの協力も必要です。どうか生徒の皆さん、いっしょによい教室を作っていきましょう。私からのお願いです。
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